初めての黒門茶屋
— 秋月を歩いたあとに、郷土の味とひと休みを。—
福岡県朝倉市、筑前の小京都と呼ばれる城下町・秋月。
黒門へと続く桜並木「杉の馬場」を歩いていると、通りの途中に、昔ながらの佇まいを残す一軒の茶屋が見えてきます。
それが、黒門茶屋です。
黒門茶屋は、昭和47年(1972年)創業。
秋月が今ほど観光地として知られていなかった頃から、この場所で旅人を迎えてきました。
しっかりお食事を楽しみたい方も、甘いものでひと休みしたい方も、お土産を探している方も。
秋月散策の途中に、どうぞ気軽に暖簾をくぐってください。
■ 毎朝、店内で手練りする葛餅
初めて黒門茶屋を訪れた方に、まず味わっていただきたいのが、創業以来大切に作り続けている葛餅です。
黒門茶屋の一日は、葛餅を練ることから始まります。
使用するのは、秋月名産の国産本葛100%。
その日の気温や湿度、葛の状態を確かめながら、毎朝店内で丁寧に練り上げています。
つるりとなめらかでありながら、口に運ぶともっちり。
きな粉と黒蜜を添えた、素朴でどこか懐かしい味わいです。
古処山の自然に育まれたやわらかな水も、葛餅やお茶、料理の口当たりを静かに支えています。
秋月の景色を眺めながら味わう一皿を、散策の思い出に加えていただけたらうれしく思います。
■ この土地を訪れたからこそ出会える味
黒門茶屋では、葛餅のほかにも、秋月・朝倉に受け継がれてきた郷土の味をご用意しています。
そのひとつが、朝倉の清流で育つ希少な淡水のり「川茸」です。
川茸は、江戸時代には献上品としても珍重されたと伝わる、この土地ならではの食材。
つるりとした舌触りと、ほのかな磯の香りにも似た、独特の風味を持っています。
川茸の酢の物や川茸こんにゃく、川茸まぶしご飯などを少しずつ味わえる川茸定食では、食事だけでなく、秋月で過ごす穏やかな時間そのものをお楽しみいただけます。
また、朝倉に古くから伝わる「蒸し雑煮」も、旅の途中で味わっていただきたい郷土料理のひとつです。
茶碗蒸しの中にお餅が入った、やさしく滋味深い味わい。
秋月へ来なければ、なかなか出会うことのできない料理です。
季節や仕入れによってご用意できる内容が変わることもありますので、それもまた、その日に出会う秋月の味としてお楽しみください。
■ お食事だけでなく、ひと休みやお土産にも
黒門茶屋は、お食事だけの場所ではありません。
散策の途中に葛餅とお茶でひと休みしたり、店先でお土産を選んだり。
店内に並ぶ、どこか懐かしい玩具や品々を眺めながら、昭和のぬくもりに触れていただくこともできます。
春は杉の馬場の桜。
初夏は鮮やかな新緑と、野鳥川を流れる清らかな水。
秋は黒門を包む紅葉。
冬には、静けさを増した城下町の景色。
同じ場所にある茶屋ですが、季節が変わるたびに、窓の外の景色も、店内を流れる時間も少しずつ表情を変えていきます。
■ 初めての方におすすめの過ごし方
黒門茶屋は、秋月城跡や黒門へと続く杉の馬場沿いにあります。
まずは秋月の町並みや秋月博物館、武家屋敷、黒門などをゆっくり散策して、その帰りに黒門茶屋へ。
歩いたあとのひと休みには、手練りの葛餅や季節の甘味を。
秋月・朝倉の味をしっかり楽しみたい方には、川茸料理や蒸し雑煮などのお食事がおすすめです。
お食事のあとに、もう一度ゆっくり町を歩いてみるのも、秋月ならではの楽しみ方です。
どうぞ時間を急がず、城下町の歩みに合わせてお過ごしください。
■ ご来店の前に
営業時間や休業日は、季節や都合により変更になる場合があります。
ご来店前に、Googleの店舗情報または公式SNSで最新情報をご確認ください。
https://www.google.com/search?q=%E9%BB%92%E9%96%80%E8%8C%B6%E5%B1%8B
店舗駐車場もございます。
桜や紅葉の時期など、混雑が予想される日には、周辺の観光駐車場もあわせてご利用ください。
川茸定食や団体でのお食事をご希望の場合は、事前にお電話でお問い合わせいただくと安心です。
https://kuromonchaya.com/kawatake.html
■ 秋月を訪れた日の、思い出の一席に
黒門茶屋には、華やかな観光施設とは少し違う、昔からこの場所に積み重なってきた時間があります。
毎朝練り上げる葛餅。
土地に受け継がれてきた郷土料理。
季節ごとに色を変える杉の馬場。
そして、秋月を訪れる人を迎えてきた半世紀あまりの茶屋の時間。
黒門を見た帰りに。
町歩きで少し足を休めたくなったときに。
秋月でしか味わえないものに出会いたくなったときに。
どうぞ、黒門茶屋へお立ち寄りください。
皆さまのお越しを、秋月・杉の馬場でお待ちしております。
